広く緩やかな旧霧島神宮跡へ向けての道を歩く。
神宮跡地は下山後に参拝することにして、跡地横の登山道へ入る。
天候が崩れるかもしれない。
ガスがでたり、雨が降らないうちに登頂したかった。
階段と石畳の道をゆっくり、しかし、あまり休まずに歩く。
「ずっとこんな道なんですか?」「いやいや、違うよ」
あまりはっきり答えずに、息だけ整えてまた歩き続けた。
もうすぐ、目の前に広がる火山性の岩石。
そして、赤茶けた急斜面を目の当たりにできる。
斜面の取っ付きの休憩場所で、一休み。
中岳方面の展望がすっきりと望める。
雨とガスを覚悟していただけに嬉しい。
しかし、寒さは生半可ではない。気温は一桁前半だろう。
風が吹くので、体感温度は氷点下の感覚だ。
御鉢の肩までの斜面を登って行くと、中岳・新燃岳の向こうに
韓国岳が顔をだした。

寒い。厚手の軍手では、指先が痛い。スキー用の手袋持って来るべきだった。
一旦脱いだレインウェアを再度着用して休んでいる間に、
つむみちゃん・やっこちゃんは先行する。
まもなく、御鉢の肩に着いた。
ここからの稜線は大好きな道。

右手下には大きな火口。その向こうに桜島と錦江湾。
左手下は急斜面になっていて、韓国岳~中岳や付近の平野。
九州の山並が見渡せる。
ずっと遠くの霧上に少し突き出ている山頂は何山だろうか?
るんるんで写真を撮りながら歩く。スキップ歩きしたい位w
一旦、コルへ下ってからいよいよ高千穂峰主峰へ取り付く。
初めてこの斜面を中岳や御鉢から見た時は、その急斜面さに
自分は登れるだろうか?と不安になったものだった。
でも、登ってみるとなんら難しい事はなかった。

今度は、やっこちゃん・つむみちゃんの順に先行。
9時半に山頂着。誰もいない。貸切状態(笑
湯をわかしてコーヒータイム。
冷え切った身体には暖かい飲み物がやさしい。

下山開始直後。ほんのわずかだが粉雪。
とことこ降りていくと、それまではほとんど居なかった登山客。
登ってくる人とすれちがう。御鉢の肩では小学生の集団。
旧霧島神宮跡地に参拝して、駐車場で昼食。縦走組を待つ間、
霧島神宮の鳥居横で安納芋の焼芋をたべながら、
足湯に浸かってまったり縦走組の到着を待った。